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ルアーメイキング特集
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 初めて魚を釣った感動。初めて自転車に乗れた喜び。知恵を絞って苦心した結果が報われた達成感は、全ての人にかけがえの無い大切な思い出となります。ルアーメイキングの楽しさは、夢のルアーを思い描く一生涯の探求にあります。自分で想像したルアーが現実になる楽しみ!自作のルアーが思い通りに泳いで来てくれた時の感動!そしてなんといっても、自分が育んだルアーで魚が釣れたときの達成感!自分の知識と技術が向上していく充実感は、更なる想像を生み出します。
 もはやフィッシングはインドア、アウトドアの垣根を越えてオンシーズン、オフシーズンの両方で楽しめる趣味になります。このおもしろさと感動は作ってみた人でないとわかりません。今年のオフシーズンから、是非一度チャレンジしてみませんか?週末の感動を自宅でコツコツと膨らませる最高の時間を是非体験してみて下さい。
ルアーメイキング特集
【Let's Try メイキング!】第二弾>>ルアーカラーリング実践編〜オイカワへの道〜NEW
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【商品紹介】
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【Let's Try メイキング!】第一弾
---ハンドメイドルアー ノ ススメ
---実際にどのようにルアーを作るのか、写真を交えてご紹介します。
 
●ルアーカラーリングの魅力
ルアーメイキングには数多くの工程があり、それぞれに素晴らしいアイデアや工夫が楽しめます。
その多くの工程の中でも、最も多くのルアービルダーがこだわる作業がカラーリング。
非常に美しいカラーリングは、釣り道具としてのルアーを、眺めて楽しめる「大人の嗜み」にまで高めてくれます。
膨大なカラーが存在するルアーカラーリングに無い、自分だけのオリジナルカラーを考案するのも、大変楽しいのですが、既存のカラーリングの中で、人気が衰えない「定番カラー」が存在します。その中でも、コツを要する為に、なかなか思い通りに塗れないカラーの代表格が「オイカワカラー」。
「ルアーメイキング特集 〜オイカワへの道〜」では、私、やまうちんが、ハンドメイドルアー工房の金字塔「アルカディアリーフ」様に、突撃取材&レクチャーして頂く機会を設けました。この工房では、熟練の技術と数々の洗練された道具が完全装備され、日々海の聖地「加古川」沿いのゆったりした時間が流れる中で宝物のような製品がどんどんと生み出されています。#

Let's Try メイキング!第二弾 ルアーカラーリング実践変〜オイカワへの道〜
 
芸術作品のような製品に近いクオリティーをアナタの自宅で再現できるように、今回は特別に、特殊な専門道具を極力使用せずに「オイカワカラー」のカラーリングを行って頂きました。対象ルアーは大人気クランクベイトの「ARカスタムクランク グレイト」。順を追って写真で解りやすく解説させて頂きます!#

1.下地ホワイト
 
削りだした木材の表面は滑らかな状態にサンディングしてあります。ココからカラーリングのスタート!
まずは下地にホワイトをエアブラシを使用して、しっかりと吹き付けます。何事も基礎が大切!この工程を怠ると、上塗りのカラーの発色が損なわれる事が多く、是非とも下地のホワイトの吹きつけは行いましょう!
image:「1.下地ホワイト」
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2.下地ガンタメを吹きつけ
 
ウロコ模様を引き立てる濃い色のカラー。今回はガンメタリック(黒鉄色)を、まずは吹き付けます。手馴れた手つきで一瞬の出来事でした。
全くムラの無い、均一な塗装が瞬く間に出来上がり。
職人技ってスゴイですね。
image:「2.下地ガンタメを吹きつけ」
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3.ウロコ模様にはネット
 
  image:「3.ウロコ模様にはネット」
お魚感を一気に演出する「ウロコ模様」を作り出すネットをかぶせます。
なんと今回ご使用頂いたのは、流し台の三角コーナー等に使用するネット!
コレが後ほどスンバラシイ効果を生むんです。
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4.ウロコの吹きつけ
 
image:「4.ウロコの吹きつけ」
ネットを被せた状態でボディー側面にシルバーを吹きつけます。
カラーリングでリアルに仕上げるコツは薄めの塗料を使用すること!ネットをそっと外すと・・・。
なんとキレイなウロコ模様の出来上がりです。
 
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5.顔部分の調整
 
  image:「5.顔部分の調整」
通常、お魚の顔の部分にはあまりウロコはありません。
リアルに仕上げるには、顔部分のウロコは先ほどと同じシルバーで、顔部分を塗り潰しちゃいましょう。
このあたりも完全に好みで決めちゃって下さい。
 

6.おなか部分も調整
 
image:「6.おなか部分も調整」
今回はアゴからお腹部分にかけて、シルバーを吹きつけ。 淡いパールゴールドを合わせたカラーを吹き付けます。 仕上がりを予想しながら調色具合に思案を巡らす時間も楽しい物です。
 
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7.オイカワにするために
 
image:「7.オイカワにするために」
オイカワカラー独特の波打った美しい紋様を表現する為には、特別のテンプレートが必要です。身近に有る物で、ワガママを言って作って頂 きました!
なんとドコにでもある「プラ板」です。
またもやドコにでも有るサインペンを使用して貰い、「キュッキュッ」っとお絵かきして貰いました。
 

8.テンプレートの作成1
 
image:「8.テンプレートの作成1」
そして、書き終わったオイカワイラストに合わせて、コレまたドコにでも有りそなカッターナイフで切り抜きます。
あくまで、今回は、コレをご覧頂いた方でも揃える事が可能な道具のみで、仕上げて頂きます。無茶を聞いて頂けるアルカディアリーフ様に感謝!
 
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9.テンプレートの作成2
 
image:「9.テンプレートの作成2」
キレイに切り抜いた状態で、テンプレートの完成!
いつも使っている特殊な工程とは違う一般ビルダー向けの工程でも、こんなにビューティフルに仕上がるの?っという仕上がりを期待しちゃいますよ!
 

10.テンプレート使用
 
image:「10.テンプレート使用」
出来上がったテンプレートを、ルアーにあてがいます。
塗装したい部分を吟味しながら慎重に位置を確認して下さいね。
 
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11.オイカワ柄の吹きつけ
 
image:「11.オイカワ柄の吹きつけ」
薄い薄い緑色を一瞬(2往復でした)吹き付けます。カラーをかえて、オス、メスのオイカワを演出するのも良いでしょう。
テンプレートを外すと、わ!コレぞ「オイカワカラー」!っと言う感じになってきました。
パソコンモニターで、この微妙なカラーが伝わるでしょうか?
 
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