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スズキのエサ釣り  

【Vol.1】
 
手軽に狙えるターゲット
身近な海辺に棲息 メータークラスに期待!
 精悍な面構えとパワフルな引きで釣り人を魅了するスズキ。身近な堤防や河口など広い範囲に生息しけっこう手軽に狙える。それでいてメータークラスのチャンスもあるから油断できない。エビ撒き釣り、電気ウキ釣り、投げ釣り&ブッ込み釣りでパワフルなファイターに挑戦しよう。
うれしい外道たちエビ撒き釣り電気ウキ釣り投げ&ブッ込み釣り
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スズキ スズキ
 筋肉質なボディーとシャープな顔立ちから察する通り引きが強く、淡泊な白身で食べておいしいのがスズキだ。北海道南部以南の日本各地の沿岸域に生息し、非常に人気の高い対象魚。大きくなるに連れ呼び名が変わる出世魚で、関東ではセイゴ→フッコ→スズキ、関西ではセイゴ→ハネ→スズキ、中部地方ではフッコやハネクラスをマダカと呼ぶ。エビやカニ、ゴカイをはじめ小魚なども食べる。朝夕のまずめ時に活発にエサを取るので、その時間帯を逃さず狙いたい。

  うれしい外道たち

クロダイ   キチヌ
●クロダイ
 警戒心は強いけれど好奇心は旺盛、北海道以南の日本全国に分布し、日本でもっとも人気が高いターゲットの一つがクロダイだ。内湾や河口部などに多く、身近な釣り場でも”年無し”と呼ばれる50cmオーバーの大型が狙えるのも大きな魅力。スズキと同じようなところがポイントなので、ちょくちょく掛かってくる。関西では「チヌ」と呼ばれる。
  ●キチヌ
 一見したところ、クロダイにそっくりだが、尾ビレの下側と尻ビレ、腹ビレが黄色いことで見分けられるキチヌ。クロダイよりも南方系で、エサの食い方は荒っぽくアタリは大きく出る。体高がある分、引きは強く40cmオーバーともなると、かなりスリリング。内湾や河口部に生息する。関西では「キビレ」と呼ばれる。
     
カサゴ   メバル
●カサゴ
 沿岸の岩礁域にすむカサゴはスズキ釣りではおなじみの外道。堤防周りの捨て石やテトラの周りに多く、エサが底近くを流れると食ってくるので、カサゴばかりが釣れるときはウキ下が深すぎることが多い。逆に中層にエサがあると釣れない。関西ではガシラ、瀬戸内ではホゴ、九州ではアラカブと呼ばれる。白身で美味。
  ●メバル
 クリクリ目玉がかわいいメバルは、堤防釣りではおなじみのターゲット。小型の甲殻類や魚類を食べるので、エビ撒き釣りでスズキを狙っているとよく掛かってくる。昼間は海藻周りや障害物の周りに潜み、夜になるとエサを求めて浮上してくるので、暗い時間帯に釣れることが多い。淡泊で繊細な白身は、食べても最高。
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多彩な釣り方で楽しもう エビ撒き釣り 電気ウキ釣り 投げ&ブッ込み釣り

  エビ撒き釣り

エビ撒き釣りの仕掛け
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●エビ撒き釣りの仕掛け
小さなアタリを大きく表現する羽根ウキで狙う
 堤防やテトラから生きエビを撒いてスズキを寄せて狙うウキ釣りがエビ撒き釣りだ。関西では琵琶湖産のシラサエビを撒いて釣るスタイルが一般的で「波止釣り」の代名詞となっている。
 仕掛けは磯竿1〜1.5号5.3m、小型スピニングリール、道糸3号、羽根ウキ0.8〜1号、オモリ0.8〜1号、ハリス2号1m、活エビ専用8〜9号。羽根ウキはトップが細くて感度がよい。スズキがサシエをくわえた小さなアタリも大きく表現してくれる。ウキに書かれている浮力表示はあくまで目安でしかないので、実際に海に浮かべてみてトップだけが海面に出るようにジンタンなどで浮力調整して使うようにしよう。ハリは、エビを刺しても弱りにくい細軸の活エビ専用がおすすめ。
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 エビ生かしクーラーはエビが弱りにくいように内側に細かい目地の網が張られたものが使いやすい。酸素を供給するエアーポンプは不可欠。電池切れに気をつけよう。エビダモですくい取ってハリに刺しマキエはシャクで撒く。
   
エビ撒き釣りのイメージ
 
●エビ撒き釣りの釣り方
仮死状態のシラサエビを撒いてポイントづくり
 エアーポンプ付きのエビ生かしクーラーにエビを入れて持参し、エビ撒き釣り用の水切り穴があいたシャクに5、6匹入れて竿2〜3本沖に撒きながらポイントをつくっていく。撒く前にエビをシャクに入れて手でフタをし、強く振ってエビを仮死状態にしてから撒くとマキエが沈んでいく。元気なエビは水面を泳いで沈まない。サシエは鼻掛け、尻尾のチョン掛けかホオ掛けにする。
 スズキの泳層はその日、時間帯によって違うので、ウキ下は2〜3ヒロを基準とし、こまめに変えなからが泳層を探していくことが大切だ。アタリはチョンチョンとウキを押さえる前アタリが出たあと、ウキが消し込まれることが多い。大型ほどアタリが小さく、根掛かりしたようにウキがシモるだけのときもある。小アタリでも注意しておこう。
image ▼尻尾のチョン掛けは、尾バネからひとつ目の節にハリを刺す。エビは下を向くが、ピンピンと頭を振ってよく動く。
▲鼻掛けは、シラサエビの口からハリ先を入れて頭側に少しだけハリ先を抜く刺し方。エビが水中で真横の姿勢となり、ぴょんぴょんと尻尾を振ってアピール度大。 image
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  電気ウキ釣り
 
電気ウキ釣りの仕掛け カミツブシオモリ 竿 リール 道糸 電気ウキ ウキゴム ハリス 鈎
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●電気ウキ釣りの仕掛け
固定タイプの電気ウキで浅いタナを狙う
 スズキは日中よりも夜に活発にエサを追うから、夕方から午後10時ごろまでの半夜の時間帯の電気ウキ釣りが面白い。夕涼みを兼ねながら、波間に揺れる電気ウキの光を追っていると幻想的な雰囲気に包まれ、独特の釣趣がある。
 仕掛けは磯竿1〜2号5.3m、小型スピニングリール、道糸3〜4号、電気ウキ中〜大、ハリス3〜4号、丸セイゴ12〜14号。電気ウキには様々なタイプがあるが、夜はスズキが浅いタナまで浮いてきていることが多いのでウキゴムに差し込む固定タイプのものでよい。エサは動きのよいアオイソメで、目立つように3、4匹を房掛けにして使用する。
 
image  サシエは動きのよいアオイソメを使う。さらに目立つように3、4匹を房掛けにすると効果的。エサが大きく長い分、アタリが出てから十分食い込ませて合わせるようにする。  
     
■オススメロッド
IG ハイスピードアペルトイソXT IG ハイスピードアペルトイソXT
IGハイスピード構造。ハイスピードインシステムといったインナーガイドロッドに必要な機能をフル装備してこの価格。誰もがインナーガイドフィッシングの快適さを味わっていただけます。調子は操作性を重視して少し硬めに設定し、全長も通常よりわずかに短くすることで、持ち重りのしない入門者にピッタリのロッドになっています。防波堤のアジ・サバのサビキ釣りから沖磯までカバーする万能タイプのロッドです。
   
   
電気ウキ釣りのイメージ
●電気ウキ釣りの釣り方
テトラの傾斜に沿ってウキを流そう
 釣り場はやはりテトラなど障害物があるところが狙いめ。特にテトラのかけ上がりに居着いていることが多いので、傾斜に沿ってウキが流れていくようにするとよい。また、スズキは小魚を食べるフィッシュイーターだから、常夜灯があると明かりに小魚が集まり、それを狙ってスズキも集まってくる。光が海面に届いているところと届かないところの境目にウキを流していくと、ヒットしてくることが多い。
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  投げ&ブッ込み釣り
投げ&ブッ込み釣り仕掛け

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●投げ&ブッ込み釣りの仕掛け
エサを求めて広範囲に回遊する夜に投げよう
 スズキはいろいろな場所に生息する魚で、堤防だけでなく河口部や砂浜にも多い。広大な河口部や砂浜では投げ釣りやブッ込み釣りで広く探る釣り方が面白い。特に夜はエサを求めて広範囲を回遊するので、投げ釣りやブッ込み釣りで待ち伏せしてみよう。
 投げ釣りの仕掛けは、投げ竿25〜30号4m前後、投げ専用スピニングリール、道糸4〜5号、テンビンオモリ25〜30号、ハリス5号1ヒロ、丸セイゴ14〜16号。道糸は遠投するときの高切れを防ぐため力糸5〜12号を結んでおく。テンビンオモリはL型の遊動タイプが使いやすい。
 一方、ブッ込み釣りの仕掛けは、磯竿3〜4号5.3m、中大型スピニングリール、道糸4〜5号、中通しオモリ15〜20号、ハリス5号1ヒロ、丸セイゴ14〜16号。磯竿は軟らかいため投入時に道糸にかかる負担が少なく力糸を結ぶ必要はない。中通しオモリは、海底で転がりにくいオタフクオモリがベストだ。
 エサはアオイソメ3、4匹の房掛けがよい。
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 アオイソメは太めのもの3、4匹を房掛けにする。ハリスにたくし上げてダンゴのようになる状態でかまわない。とにかくエサを大きく見せるのがミソだ。
●投げ釣り
■オススメロッド
サーフリーダーFV 405DX−T サーフリーダーFV 405DX−T
投釣りの楽しさを存分に味わえる優れたスペックを装備しながら、コストパフォーマンスを追求。カーボン含有率を高める事で、抜群の反発力と軽さを実現しました。さらに、トータルガイドホールドシステム、キャスコングリップなど、「飛び」を見据えた本格機能を搭載。使いやすいスペックを充実させた、投釣り専用設計のロッドで、3.6m〜4.5mまでと豊富な種類を誇っているので女性・お子様から本格派の方まで幅広く対応します。
サーフリーダーEV 405DX−T サーフリーダーEV 405DX−T
トータルガイドホールドシステムを、このクラスにはじめて搭載し、糸の絡みや糸切れなどのトラブルを最小限に抑えて、キャスターのパワーとロッド本来の性能を最大限に引き出すキャスコングリップ、穂先にはX構造を装備。ワンランク上のハイスペックとハイコストパフォーマンスを実現した振出投竿です。
       
●ブッ込み釣り
■オススメロッド
ホリデー磯 XT ホリデー磯 XT
防波堤でのファミリーフィッシングから沖磯での釣りまで幅広く見据えたニューロッドです。扱いやすさをコンセプトにきめ細かく機能を装備。同時にコストパフォーマンスも徹底追求しました。#1、#2には節合わせラインを装着。初心者でも簡単にガイド合わせができます。さらにグリップは濡れた手でも滑りにくいノンスリップコート仕上げ。メタリックシルバー塗装のデザインが高級感を醸し出します。
   
 
投げ&ブッ込み釣りのイメージ
●投げ&ブッ込み釣りの釣り方
かけ上がりに沿って回遊する群れを待ち伏せ
 河口部や砂浜では、海底のかけ上がりに注目する。川の流れや波の影響を受けて海底には起伏がある。スズキはこの起伏に沿って回遊しているので、そこに仕掛けを置いて待ち伏せするのだ。竿は2、3本出すようにする。
 潮が速い場所なら干潮や満潮前の潮が緩む時間帯に時合いを迎えることが多い。数尾の群れで回遊していることが多く、1尾ヒットすれば連続して2尾、3尾と掛かってくることが多い。60センチオーバーなら引きはかなり強い。ドラグ付きのリールならドラグを有効に使い、ドラグなしの投げ専用スピニングリールなら急な突っ込みがあればハンドルを逆転させて対応しよう。
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竿 リール 道糸 ウキゴム 電気ウキ カミツブシオモリ サルカン 鈎 ハリス 竿 リール 道糸 テンビン サルカン ハリス 鈎 竿 リール ケミホタル 道糸 中通しオモリ ウキゴム サルカン ハリス 鈎 カミツブシオモリ

うれしい外道たちエビ撒き釣り電気ウキ釣り投げ&ブッ込み釣り
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竿 リール 道糸 ウキゴム 電気ウキ カミツブシオモリ サルカン 鈎 ハリス 竿 リール 道糸 ウキ止め Sicラインスイベル ウキゴム オモリ サルカン ハリス ジンタン 竿 リール 道糸 テンビン サルカン ハリス 鈎 竿 リール ケミホタル 道糸 中通しオモリ ウキゴム サルカン ハリス 鈎 竿 リール 道糸 ウキ止め シモリ玉 中通しウキ ウキゴム サルカン ハリス 鈎