日本だけで年間約500頭が死亡。その原因とは?
 
 
主な産卵地におけるウミガメの上陸数の増減 世界でたった7種類の
ウミガメが1950年代以降
急激に減少しています。





ウミガメは、人間が誕生する前からいると言われ、その頃は約200種類いたそうです。 しかし、現在は7種類のみとなりました。

そのうち、「アカウミガメ」と「アオウミガメ」は日本の砂浜を繁殖場として 利用しています。推定では、年間1000〜2000頭が来ています。
しかし、毎年500頭を超えるウミガメが死亡して見つかっています。

人間より、はるかに前からウミガメは存在していました。
もう、これ以上ウミガメを減少させないようにできるのでしょうか。
生き物の環境を壊さないようにしていけるのでしょうか。
 
ウミガメは絶滅危惧種
(レッドリスト)に登録されています
 
アカウミガメの繁殖場と成長場所
日本はアカウミガメにとって
ふるさとのような国
 
アカウミガメは、日本から1万キロメートル以上離れている
メキシコのカルフォルニアにたどり着くことが判明してます。

日本は、絶滅危惧種(レッドリスト)とされているアカウミガメが
北太平洋で唯一繁殖する地域です。
そのため、日本は保全していく上でとても重要な立場にあると
いえます。

つまり、日本でアカウミガメがいなくなるのは
北太平洋からいなくなることを意味しています。
 
埋め立て、護岸工事
 
ウミガメは、コンクリートの上で卵を産むことはできません。

ウミガメは、30cm〜60cmの深さまで砂を掘って卵を産み付けます。
そのため、石ばかりの浜でも穴を掘ることができません。
しかし、日本では、埋め立てや護岸工事が増えて
砂浜が少なくなっています。


自然本来の砂浜とは
 
波によって、砂が海水で洗われ、美しい砂浜が現れる。
そんな、不安定な浜は水の浸透性が高く微生物や砂中の酸素が
豊富な場所でウミガメにとっても、あらゆる生物にとっても
人にとっても一番最適です。
 
人間がウミガメに悪影響を及ぼしている!?
 
光害
 
「明かり」それは、人の生活に良いものでも
種類によっては、生態に悪影響なものがあります。

砂浜に届く明かりは、ウミガメが産卵や上陸を止めてしまう
可能性があります。
また、子ガメが「ふ化」した後、海とは違う方向に
進んでいくことがあります。

そのため、最近は海岸に低圧の黄色い明かり(子ガメに影響少ない)
が使用されるようになりました。
混獲
 
漁業において、ウミガメが目的ではないけれど
獲れてしまうことがあります。
 
ウミガメは肺呼吸のため、網や針にからんで海面に浮上できないと
1、2時間で死んでしまいます。

このように混獲で死亡してしまうウミガメを増やさないためには
さまざまな協力者が必要です。
 
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