1979年鹿児島大学水産学部卒業。
(株)名古屋鉄道に入社し水族館の企画運営に
携わった後、1998年京都大学大学院人間・
環境学研究科博士課程後期修了。
現在、NPO法人日本ウミガメ協議会会長、
東京大学大学院農学生命科学研究科客員准教
授、河合塾生物科講師、国際ウミガメ学会理事。
2006年6月紀伊水道で、サメにより両前肢を怪我した
アカウミガメが保護されました。
そのカメは、肢が二度と生えてこないほどになっていて
すぐに死んでしまう可能性が高いため、海に返すべきか悩みました。
しかし、たくさんの応援をもらうことができ、専門家の方々を加えて
悠ちゃんプロジェクト(AFプロジェクト)を立ち上げることになりました。
神戸空港人工ラグーンで収容しながら、美ら海水族館のイルカにつけた人工ヒレを参考にして、
義肢を作成し改良を加えています。
正直、義肢は成功するかわかりません。
しかし、人は生きものを大切にするべきだと思います。
このプロジェクトで、生きものから学ぶことを
多くの人と共有できればと思います。
最初のきっかけは、「悠ちゃんプロジェクト」を応援するため。
そのために、ウミガメ協議会の方々と一緒に調査に同行しました。
そこで、知ったのは、何度も何度も、漁師や地域ボランティアや
地方行政と話し合い「人とウミガメ」から見直し、苦労して改善してきた約19年の「関係」だったのです。
そして、そこから見えてきたのは自然の素晴らしさでした。
「山や川や海で、いつまでも遊びたい。」
アウトドアや釣りが好きで、自然に癒されている人なら、誰だってそう思うはずです。
そのお手伝いをするナチュラムも同じ想いです。
しかし、ウミガメはどんどん地球からいなくなっています。
だから、みなさんと考えたい。
そう思い、まずはポイント募金活動を始めたいと思います。
もちろん、自然環境の問題は、ウミガメだけじゃありません。
だからこそ、大きく難しく考えることより
「いつまでも、山や川や海があって、そこで遊ベる場所も残していきたい。」
その気持ちを、ナチュラムを通じて行動に変えてみませんか?