第三章 安全とマナー
今まで波止釣りについての道具や釣り方について説明してきましたが、この章では釣り人が安全にかつ他人に迷惑をかけない最低限のマナーを説明します。
- 安全
- どの釣りでもそうですが、天候、特に台風や大波には気をつけたい。
また、現地で海が荒れてきたら無理せず中止すべきです。止める勇気を持つことが大切です。
- 服装は内陸部ではそれ程寒くない時でも釣り場では海からの風を受けつづけるとすぐに体が冷えてしまいます。
ヤッケ類は必ず持っていきましょう。
- 靴は防波堤なら特に気にする必用はありませんが、テトラポットなどでは履きなれたスニーカーでも場所によっては滑ってしまって危険です。
できれば釣具用のスパイクブーツがベスト。
- 帽子は以前、釣り用といえばダサイものしかありませんでしたが、最近では普段町で被っていても違和感のないファッショナブルなものが増えてきました。
夏は日射病や過度の日焼けを防ぐため、また安全のためにも帽子は必ず着用しましょう。
- ライフジャケットはどのような釣り場でも着用することを心掛けたいものです。
- マナー
- 波止場でが釣る場所が限られているので混雑している時は自分より先に釣っている人に声ぐらいは掛けるようにしましょう。
- 釣具のパッケージや弁当のパック、コンビニの袋などゴミはもちろんゴミ捨て場へ捨ててください。できることなら持ち帰って処理するくらいの心構えが欲しいです。
釣りをしていてゴミが落ちていると本当に不愉快です。みんなが気持ちよく釣りができるようにみんなで協力しましょう。
- 港等でよく見かける立入禁止区域。これは絶対に守ってください。船が出入りしたり、地元の人が使う漁の器材が置いてあったりして本当に危険がいっぱいです。防犯カメラなどのセキュリティーシステムが設置してある場合もあり、不用意に進入すると警備会社が飛んできてこっぴどく叱られるはめになります。
- 釣り場はみんなのものです。みんなが気持ちよく釣りできるようお互いに気をつかいましょう。