私たちゴーセンが“糸のスペシャリスト”を自認する一つの理由として「一貫製造システム」があります。 すべての製造工程を自社内でトータルに手掛けるメーカーは、日本はもとより、世界でもあまり例がありません。 チップ状の化学原料を加工して糸のもとをつくる「原糸製造」、糸にヨリをかける「撚糸加工」、染色やコーティングなどの「化学加工」、各製造工程で高い技術を駆使し、ゴーセンはつねに高品質な製品をお届けしています。

ポリエステルやナイロンなどの樹脂チップから原糸と呼ばれる“糸”をつくる工程です。ゴーセンではモノフィラメント（単繊維）を製造しています。 染色、樹脂加工、コーティング、さらにコーティングの上から施す刻印など、化学的な加工を行う工程です。ここからさまざまな特性をもつ糸が生まれます。

1本の糸に異なる太さを連続的無結節で製紐し、衝撃による釣糸の切れを防ぐ技術。 ポリエステルの約2.5倍の強度を持ち、着色の困難なハイテク素材PE（超高分子量ポリエチレン）を使用し、極細で高強力な糸の製造技術。 極細のステンレスワイヤーを撚り合わせ、しなやかさと強度を両立させる技術。 原糸の表面を凸凹に加工し、糸の摩擦抵抗を上げることでスピンを容易にする技術。 適度なねばりを持つ特殊素材ポリエステルを使用し、曲がりや吸水性の少ない原糸を紡糸する技術。 製品に合わせた油剤を糸の表面に塗布し、糸の磨耗性と抵抗力を向上させる技術。 複数のモノフィラメントをハイブリッドすることによって、振動吸収力、反発力、引張強度、結節強度を高める技術 数十ミクロンの厚さの特殊樹脂を原糸の表面に膜状に被覆し、耐久性や反発力を高める技術。 糸の芯部を中空にして糸の比重を調整し、水面下で浮遊する釣糸などをつくる技術。 原糸の表面にナイロン樹脂を被覆し、糸の磨耗強度をさらに高める技術。