

登山の道具の大切さ、山遊びの楽しさを学ぶ
大人が全力で遊ぶ山遊び!OMM LITE/BIKE HAKUBA, OTARI 2023を経て
登山を始めてから少し経つと、いつか憧れのあの山に登ってみたいと思う方が増えてきます。もっと多くの素晴らしい景色を眺めてみたいという新たな目標を持つ人も多いのではないでしょうか。
私も6年ほど前に登山を始めましたが、ますます様々な山に挑戦してみたいという思いが強まりました。その欲求に勝てず、今回は「OMM LITE(ラン&ハイク)」に思い切って応募してみました!
もちろん今までOMMの経験はなかったため、どんな雰囲気なのかや適切な装備についての不安もありました。しかし、取引先様の協力も得ながら準備を進めました。
登山はもちろん、山遊びでは適切な道具を持参することが重要です。ここでは「OMM LITE(ラン&ハイク)」の経験を基に、本格的な登山を目指す方々に役立つ道具を紹介していきます。準備に困っている方や新しい道具をお探しの方にとって、ぜひお役立ていただければ幸いです。
マウンテンレース OMM って何?
The Original Mountain Marathon(OMM)は、1968年にイギリスで山を愛する有志たちによって「自分自身の山岳スキルをテストする場」として創設されました。50年以上にわたり、厳しい気候条件下で開催される最も歴史のある山岳レースとして毎年開催されています。


参加者は、必要な装備を全てバックパックに詰め込んで持ち歩き、ナビゲーション能力や自己応急処置能力、判断力など、あらゆる山岳スキルを駆使して挑戦します。安全かつ正確に山岳地を行動できる経験や体力だけでなく、ナビゲーションスキルや野営技術も不可欠であり、OMMはまさに「山の総合力」が試される山岳レースです。
今回チャレンジしたOMM LITE/BIKE とは
OMMのレースにはいくつかの種類があります。今回チャレンジしたOMM LITE/BIKEの競技内容&ルールを簡単にご紹介します。
OMM LITE/BIKEは長野県の白馬村で開催されています。参加費は16,500円/人。

「OMM LITE/BIKE」の名前の通り、2つの種目があります。OMM LITE(ラン&ハイク)は、安全で楽しみながら、OMM JAPANに参加するために必要なナビゲーションスキルと経験を得られます。このイベントを通してナビゲーションスポーツに必要なコンパスワークや、ナビゲーションの基礎知識、経験、プランニング等を学ぶことができます。
OMM BIKE(自転車)は、トレイル、ダート、アスファルトなどの多彩なルートが用意されている広大なエリアを舞台に、ナビゲーションとルートチョイスによる戦略で、より多くのポイントを回り競い合う新感覚の自転車競技です。
OMM LITE/BIKEは、チームが独自にルートを選択し、時間内に数多くのチェックポイントを回りながらFINISHまで戻るOMM JAPANのロゲイニング形式(地図やコンパスを使い各地に設定されているスポットを回る宝探しのような形式のこと)のレースです。
※OMM JAPAN 本戦とはいくつかの大きな違いがあります)。
1チームは2名~5名で構成し、チーム形式のエントリーとなっています。

実際、LITE(ラン&ハイク)に参加してみると、公式サイトでも紹介している通り、体力・知識・経験の有無に関わらず、自分たちのペースで楽しむことができました。たくさんのチェックポイントを回り最高の結果を目指す人もいれば、美しい景色を満喫しながらレースを楽しむ人、白馬の美味しいグルメを堪能しながらレースを楽しむ人など、参加者それぞれが自分なりの楽しみ方でレースを全力で楽しんでいます。
また、OMM LITE/BIKEはキャンプイベントという一面も持ち合わせています。
無料で利用できるキャンプサイトが併設されており、参加者はレース終了後の15時以降はキャンプをしながらリラックスしたひと時を楽しめます。もちろん近くのホテルなどに宿泊も可能ですが、参加者の多くがテント持参でキャンプを楽しんでいました。
焚き火や音楽、キャンプファイヤーなどがあり飲食ブースも充実していました!


OMMや登山などの山遊びでの装備の重要性
今回参加したOMM LITE/BIKEでは、必携のギアがあります。またOMM LITE/BIKEだけでなく、一般的な山遊びでは、生命に関わるほど重要な必携アイテムが数多く存在します。
山での活動におけるフィールドはそれぞれ違うので、持ち物も場合によっては異なるかもしれません。ここでは春から秋にかけての一般的なテント泊の登山を想定し、必携アイテムを詳しくご紹介します。ぜひ、参考にしてください!
3シーズンのテント泊に挑戦するための装備リスト
登山ウェア
登山ウェアは、「人間の身体」と「過酷な自然環境」との間の緩衝材となり、私たちのエネルギー消耗を抑えてくれる役割をもちます。外側から順に「アウターレイヤー」「ミドルレイヤー」「ベースレイヤー」と一般的に呼ばれており、それぞれで異なった機能を持っているため、環境に応じてレイヤリング(脱ぎ着)することで快適さを保つことが可能となります。
アウターレイヤー
アウターレイヤーは主に「防水」「防風」に特化したもので、またベースレイヤー、ミドルレイヤーから蒸散される水分を外に排出できる「透湿性」も同時に必要となります。
一般的には防水透湿性を持つ膜に表地と裏地を貼り付けた、3層構造の生地(3レイヤー地)を使用しています。さらに縫い目からの浸水を防ぐためにシームテープ処理(シームシーリング)が施されています。

パタゴニア(patagonia)
雨天のトレイルで一日中動きつづけるときに理想的な完全PFCフリーのジャケットです。リサイクルされた漁網を原料としたネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%素材のリップストップを使用しており、防水性と透湿性を併せもつH2Noパフォーマンス・スタンダード採用の3層構造のシェルです。

パタゴニア(patagonia)
シンプルで控えめながら信頼のおけるトレントシェル 3L・ジャケットは、抜群の防水性、透湿性機能を発揮するH2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジーを採用。長持ちする防水性、耐久性と終日の快適さを提供します。

Columbia(コロンビア)
ENJOY MOUNTAIN LIFE JACKET メンズ
快適性と長年着用できる機能性を追求した、マウンテンジャケットです。
日本の登山における基本スペックを備えた、3層構造(3レイヤー)のジャケットで、生地には防水透湿機能「オムニテック」を搭載し、ウェア内が汗で濡れても肌に張りつきにくく肌触りが良いのが特徴です。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
Men’s CLIMB LIGHT JACKET(クライム ライト ジャケット)メンズ
GORE-TEX PRODUCTS 3層素材を採用した、THE NORTH FACE定番の防水シェルがエコ素材にリニューアルしました。表地はリサイクルナイロン、裏地は引っかかりが少なく湿気を含みにくいマイクログリッドバッカーで、透湿性や軽さと強度のバランスを追求したジャケットです。
ミドルレイヤー
ミドルレイヤーは主に「保温」「吸湿」に特化したものです。
ベースレイヤーで吸い上げた汗を急激ではなく蒸散させたり、デッドエアを蓄えておける中綿素材やフリース素材などが分類されます。

ファイントラック(finetrack)
オールシーズン対応の濡れに強い行動保温着。体幹部分の保温と携行性に特化したプルオーバーのベストです。
またダウンではなく化繊綿を使用しており、濡れてもヘタらず保温性が低下しにくいため、フィールドやシーンを選ばない便利な一着です。
ベースレイヤー
ベースレイヤーは主に発汗による水分を「吸水」する役割と、綿素材のように繊維自体が濡れてしまわず素早く乾かす「速乾性」を併せ持っています。加えて寒い時期に着用できるものは、保温性も備える必要があります。

ファイントラック(finetrack)
吸汗速乾ウェアの下に着て、汗冷えやベタつきを軽減するドライレイヤー(R)の定番シリーズで、適度な保温力と汗抜けスピードのバランスに優れ、季節を選ばない汎用性の高さが特長です。伸縮性のある柔らかなメッシュ生地が、身体の動きに追従し、ストレスフリーな着心地です。

ファイントラック(finetrack)
Women’s ドライレイヤーベーシック ブラタンクトップ ウィメンズ
吸汗速乾ウェアの下に着て、汗冷えや汗のベタつきを軽減するための肌着・ドライレイヤー(R)の定番シリーズで、バストの汗冷えやベタつきを軽減します。アウトドア女子のためのブラタンクトップは、つけていることを忘れるストレスフリーなつけ心地です。
トレッキングパンツ&レインパンツ
トレッキングパンツには様々な機能が備わっており、中でも伸縮性、速乾性、耐摩耗性、撥水性は、選ぶときに確認していただきたいポイントです。また、レインパンツは雨が降ったとき以外にも、寒さ対策としても使用できるのでぜひチェックしてみてください。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
ハイキングから縦走登山、クライミングまでオールラウンドに使用できる、リラックスフィットの定番パンツです。高いストレッチ性を持ち、ニットのような伸縮性と着心地のよさが特徴です。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
通年活躍する、シンプルなデザインのトレッキングパンツで、適度なハリ感があり、はっ水加工を施しているので雨も弾きます。カラーバリエーションも豊富で、トレッキングやクライミングなどの様々なアウトドアからタウンユースまで幅広シーンで活躍します。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
W ALPINE LIGHT PANT(アルパイン ライト パンツ)ウィメンズ
季節を問わず活躍するパンツで、ニットのような伸縮性と履き心地のよさが特長です。ハーネス使用を想定しバックルを設けないすっきりした腰周りで、ウィメンズモデルはさらに、ポケットのファスナーが下向きに閉まる仕様。

ファイントラック(finetrack)
Men’s CAMINO PANTS(カミノ パンツ)メンズ
シンプルなデザインながら、はいたときのシルエットの美しさをもつパンツです。またストレッチ性、撥水性、防風性、耐摩耗性に優れ、春~秋のフィールドで活躍します。
バックパック
安全で快適な登山のために欠かせないのがバックパック 。登山のために作られたバックパック は、荷重を支えるためのウエストベルトや、荷物を安定させるためのチェストベルトなど、街用にはない機能がたくさんついており、体への負担を軽減してくれます。ぜひ自分の体にフィットし、使用する目的に合ったサイズのものを選んでください!

Six Moon Designs(シックスムーンデザインズ)
THE FLIGHT 30 ULTRA(フライト 30 ウルトラ)
軽量で快適なフライト 30 ウルトラは、スピードハイカー、トレイルランナーやマウンテンバイカーたちにピッタリなバックパックです。自然な動きを妨げないよう腰より上に位置できます。

GREGORY(グレゴリー)
日帰りや山小屋泊の山行にもぴったりの35リットルのバックパックで、レインウェアや防寒着、昼食やその他必要な装備を入れても十分な余裕があり、長時間の稜線歩き、さまざまな天候の中を突き進む終日の冒険にもしっかり対応できます。
登山靴・シューズ
足元をサポートしてくれるシューズは選ぶのがとても重要です!ハイカット(足首が高いもの)は、標高差の大きな山や重い荷物を担ぐときに適しています。ミッドカット(足首が中程度のもの)は、整備された登山道の日帰り登山に適しています。ローカット(足首が低いもの)は、標高差の少ない自然歩道の散策に適しています。行く山によって適しているシューズは違うので、環境に合ったシューズを選んでください!

MERRELL(メレル)
MOAB 3 へバージョンアップデートしました。デザインだけでなく、快適性とパフォーマンス性を向上させるため、ミッドソールに採用しているEVAフォームの弾発性やフットベッド、Vibram TC5+アウトソールの形状をアップデート。細かなアップデートがよりベストな結果を生み出します。

Columbia(コロンビア)
従来よりもさらにグリップ力やクッション性、快適性がアップした防水のハイキングシューズの足幅広めワイドサイズのモデルで、少ない力で踏み出せ、耐久性も高く、濡れた路面や泥など難しいコンディションでも高いパフォーマンスを発揮します。

SALOMON(サロモン)
SALOMONの誇るトレイルのルーツに忠実なSPEEDCROSS 6は、軽量でありながらさらにパワフルなグリップで地面をしっかり捉え、泥落ちもスムーズです。正確で最適なホールド感とSPEEDCROSSのこれまでと変わらぬ快適さを兼ね備え、安心感のある履き心地です。
ウェア小物
日焼け防止、疲労軽減など帽子、ソックス、グローブ、サングラスなど
靴下・ソックス
登山用靴下は、クッション性が高く、足の裏を保護してくれたり、汗を素早く吸い、すぐ乾いたり、つま先を保温してくれたりと意外に見落としがちですが、実はかなり重要なポジションです!ぜひ自分合うお気に入りの靴下を見つけてください!

DARN TOUGH(ダーンタフ)
1466 ハイカー マイクロクルー ミッドウェイトクッション
1466 マイクロクルー ミッドウェイトクッションはクルータイプで、防縮加工を施したメリノウールを使用していますので、蒸れ難く防臭抗菌効果、体温調節機能に優れており、特に晩秋~春にかけてのウォーキング、ハイキングやトレッキングに最適です。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
TREKKING DURABLE WOOL(トレッキング デュラブル ウール)
冬季を含めた4シーズン用のテクニカルソックスで、メリノウールの暖かさと耐久性を併せ持った、シンプルなデザインの汎用性が高いソックスです。
帽子・キャップ・ハット
標高が高いと紫外線量が多くなります。帽子は、頭皮や顔と首を紫外線から守ってくれます。また、木の枝などからも守ってくれ、怪我防止にも繋がるので登山の際にはぜひ帽子を着用してください!

パタゴニア(patagonia)
通気性と弾力性に優れたフォーム製のつばは丸めてポケットに収納しても形を維持してくれます。また、つばの裏側に濃い色を採用しており、照り返しと目の疲れを軽減。ヘッドバンドは吸湿発散性と柔軟性を高めるミドリ・バイオソフトを施し、さら防臭加工されています。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
軽量でドライタッチなかぶり心地を追求したTHE NORTH FACE定番のランニングキャップです。レースだけではなく、日々のトレーニングや帰宅ランなど、幅広いシーンで着用しやすいようにデザインをアップデート。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
アウトドアシーンにマッチする日よけアイテムとして、THE NORTH FACEで高い人気を誇るホライズンハットです。UVケア機能をもち、頭囲にぐるりと配置したベンチレーションメッシュパネルで通気性を確保。薄くて軽く、持ち運びも便利です。
手袋・トレッキンググローブ
手袋は冬用アイテムのイメージですが、トレッキングでは夏でも着用がオススメです!防寒対策はもちろん、怪我予防、鎖場や岩場でのグリップにと様々なシーンでも活躍してくれます。日焼けが気になる方は日焼け防止にもオススメです!今は手袋を着用したままスマホも触れるものも多く登場しています!

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
スマホなどのタッチパネル操作ができる保温グローブです。肌触りがよく、グリップ力を高めるシリコンプリントを使用しています。伸縮性があるためフィット感が高く、冬季のインナーグローブから春秋の保温グローブまで幅広く活躍します。
ストック(トレッキングポール)
ストック(トレッキングポール)は、登り坂では前に推し進む力を補助し、下り坂で負担のかかる膝への衝撃を緩和してくれます。また足場の悪い山道で、バランスをとりやすい体勢をとるサポートしてくれます。必携ではありませんがあるととても便利なアイテムです。

LEKI(レキ)
斜面の変化に合わせやすいロンググリップ仕様のモデルです。スピードロック2プラスシステムを採用したことにより、フィールドで微調整を行う場合に脱落により紛失してしまう恐れがなくなり、クローブを着けたままでも素早く調整可能です。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド)
ALPINE CARBON Z TREKKING POLES(アルパイン カーボン Z)
軽量でコンパクトなトレイルランニングポールで、トレッキングバスケットをトレッキングコンパクトバスケットと交換することで、四季すべてに使用することができます。

ZEROGRAM(ゼログラム)
ZERO CARBON 130 FOLDING TREKKING POLE(120-130cm)
カーボンにアルミ(AL7001 ジェラルミン)を組み合わせたULトレッキングポールで、量ながら、強度としなやかさのバランスに優れており、細すぎないポールなので、地面に着いた時の安定感があります。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド)
DISTANCE CARBON FLZ POLES(ディスタンスカーボンFLZ)
完全に調整可能な折りたたみパフォーマンスを実現するプレミアム ポールで、100% カーボン構造で、軽量で固定強度の高いフリックロックプロを採用しており、3セクションの折りたたみ可能なシャフトを備えております。
テント
山岳用テントとキャンプ用テントは、大きく2点で異なります。ひとつは「軽量・コンパクト性」です。テントをバックパックで担ぐ必要があるため、必要最小限のサイズと重量になっています。
もうひとつはテントの「形状」が異なります。山岳用テントは、山特有の強風に対応するため、高さが低く、丸みを帯びたロスのない形状が特徴です。山小屋のない場所でも山岳テントがあれば、泊りがけで登山を楽しめ、いつもと違った山の表情を見ることができます。

ファイントラック(finetrack)
自立式・ダブルウォール(フライシートとインナーテントの2重構造)、4シーズン対応の山岳テントです。ダブルウォール仕様のテントでありながら、最高レベルのコンパクト性と軽量性を実現。強度も耐久性も広さもあきらめない、ストレスフリー仕様です。

MSR(エムエスアール)
エリクサーは、丈夫で入門者にも扱いやすく、コストパフォーマンスの高いモデルです。2本のポールを2箇所で交差させ、天井部にさらに短いポールを追加することで箱型に近い空間をつくり、快適な居住性を実現します。

プロモンテ(PuroMonte)
防水・透湿にプラス通気性を備えた理想的なシングルウォールテント(フライシートを使用しないテント)です。超軽量・コンパクト・素早い設営と撤収が可能。テントとしての充分な強度と居住性も実現しています。
寝袋(シュラフ)
登山でのテント泊で欠かすことのできないシュラフ(寝袋)。登山に適したものは、やっぱり軽量でコンパクトなものです。また使用する環境によって適切なシュラフが違います。使用を予定している山の気温や環境を十分調べたうえで適切なシュラフを選んでください!

イスカ(ISUKA)
春から秋、冬の低山にも対応する最も応用範囲の広いドライトのスリーシーズンモデルで、撥水ダウンを480g封じ込めており、首から胸にかけて縦に配置したセパレートボックスにより保温性を高めています。

イスカ(ISUKA)
ISUKA×naturum ダウンプラス ニルギリ EXN -15℃
冬期の中級山岳や春の3000m級の山に適した保温性を持っています。高品質720フィルパワーのダウンを700g使用しています。肌触りがよく、丈夫でしなやかなポリエステルマイクロファイバー生地を採用し、保温効果の高い台形ボックス構造で仕上げています。
スリーピングマット・パッド
標高が高い山の上では、夏場でも夜は予想以上に冷え込みます。地面からの冷気を防ぎ、ぐっすり眠って疲れを取り、翌日の登山をベストコンディションで行うためにマットは登山の必携です。

EXPED(エクスペド)
バックパッキング、スルーハイク、アルピニズムなど、アクティブな冒険に適した超軽量マットです。空気室の上部と下部に封入された160g/m2の断熱材が、マット全体にわたって最大の暖かさを保証し、安定感、耐久性も申し分なしです。

THERMAREST(サーマレスト)
自動膨張式マットレスの中では断熱性が高いモデルで、軽さとコンパクトな収納性を両立し、なおかつトラブルにも強いため、いまも多くのベテランがチョイスするスタンダードです。
ヘッドライト・ランタン
ヘッドライトは日帰り登山でも必ず持っていくようにします。たとえ道迷い程度でも下山時間が遅くなると、山では急激に暗くなるため、ヘッドライトは欠かせません。
また懐中電灯やスマートフォンとは違い視線の先に光が当たり、両手が自由に使えるのもヘッドライトのメリットです。ただ、テント泊をする場合はランタンもあると便利です。

PETZL(ペツル)
450ルーメンの明るさを誇るアクティックは、ランニングやトレッキング、マウンテニアリング等において、高い照射力と快適な光を提供します。また、暗闇の中での視認性に優れる蓄光リフレクター、自分や周囲の人の目を眩ませることなく視界を保つ赤色光を備えています。

キャリー・ザ・サン(CARRY THE SUN)
軽量でコンパクトなだけではなく機能的なランタンは、アウトドアで大活躍。防水仕様なので、天候が変わりやすい山などでも安心して使用でき、ソーラー充電式のLEDランタンなので、昼間はバックパックなどにぶら下げて充電することも可能です。

GoalZero(ゴールゼロ)
ライトハウス マイクロ フラッシュ 最大150ルーメン USB充電式
フラッシュライトを含めた3つの点灯モードの切り替えと、輝度調節に対応した手のひらサイズのコンパクトなLEDランタンです。明るさを調節することで最大170時間の点灯が可能なほか、耐水性に優れた設計なので様々なアウトドアにオススメです。
調理器具(クッカー、バーナー)
コッヘル(クッカー)とは登山などで使用する小型の調理器具のことで、丈夫で軽量、持ち運びやすいのが特長です。
ストーブとも呼ばれるバーナーは、調理だけでなくお湯を作るためにも必須のアイテムです。コンパクトさ、軽量性、火力などのポイントで選ぶのがオススメです。ガス缶は、寒さに強く火力も安定しているOD缶、カセットコンロ用にデザインされたCB缶2種類があります。
水筒・ウォーターボトル
登山では体温調整のためにたくさん汗をかくので、水分補給は非常に大切です。しかし山によっては水場がなく飲み水を補給するのが難しい場合もあるため、水を運搬し適切なタイミングで摂取するためにも水筒は必ず準備しましょう。
水場がある場合でも、山ではとても貴重となります。行く山の情報は、事前に確認しておきましょう。

Hydrapak(ハイドラパック)
ハイドラパックより、ファン待望のハードタイプの、しかも自然に優しいウォーターボトル。丈夫で汚れにくく、匂いもつきにくいボトルで、飲みやすい80度回転するツイストキャップは、まるでコップで飲んでいるような十分な水量を提供。簡単に閉めることができ、漏れることもありません。

nalgene(ナルゲン)
純度の高いプラスチックの高性能と高い気密性が多くのバックパッカーに愛用されており、常温の水などを普段持ち歩くのにぴったりな500mlのサイズです。パッキンがないので洗いやすく、飲み物はもちろんお菓子や行動食を入れて使うこともできます。

Hydrapak(ハイドラパック)
シーカーは、ハイドラパックの超軽量で耐久性に優れたウォーターストレージバッグです。サイドに丈夫な注ぎやすいハンドルが付属しており、水場に吊り下げたり、バックパックに取り付けたりと多目的に使用できます。コンパクトに折りたため、凍らすことも可能です。
エマージェンシーグッズ関連
登山では非常時、緊急事態がいつ起こるかわかりません。そのようなシーンにおいて身を守るための道具は必携!!日帰り登山であってもいざという時に必ず準備しておきましょう!

SOL(エスオーエル)
透湿性マテリアルを使いマミータイプの寝袋状になっています。内部の蒸れを気にすることなくオールシーズン快適にお使いいただけ、防風、防水の特性を活かし単独での使用はもちろんシュラフカバーやクローアップのためのインナーシーツとしてもオススメです。

SOL(エスオーエル)
ポリエチレン素材を寝袋状に加工したヴィヴィサックで、内面はアルミ蒸着加工が施され体熱を 90%反射します。ブランケットより密閉性が高く保温効果に優れており、しなやかな肌触りでガサガサ感がありません。また、収納サイズは片手に収まる程の大きさでザックの中でもかさばりません。
その他の必需品
ここでは項目として紹介していませんが、ご飯、行動食も登山では必携です。もちろん今回参加したOMM LITE/BIKEでも必携でした。
行動食とは、登山道や小休憩のとき、歩きながら食べられるもののことを指します。 登山は想像以上にエネルギーを消費します。
私はいつも定番のナッツをもっていきますが、ほかにナルゲンボトルの中に好きなお菓子を詰め込みます!(ボトルなので荷物のかさは増えますが、つぶれないのとゴミは減るので便利です!) ちなみに最近のお気に入りは、醤油味のおかきです!疲れた体にしょっぱさがたまりません!

たくさん必需品をご紹介しましたが、すべて一度にそろえることはなかなか難しいと思います。山用と街用の道具の違いを理解した上で最初は手持ちのもので代用できるものは代用していきましょう。
山では街のように気軽に足りないものを買い出しをしたりすることはできません。事前準備は抜かりなく!!
また事前準備で言えば、登山の際は必ず登山届を提出し、身近な人に登山計画を伝えておきましょう!無理はせず、時には引き返す“勇気”も大切です!安全な登山を楽しんでください!
【参考】OMM体験記
ここからはOMM LITEに参加したスタッフのリアルをお伝え。
スタッフの登山歴
ご参考までにOMMに参加したスタッフのご紹介。
- 年代
- 30代
- 登山歴
- 関西を中心に6年
- 1番勉強になった山
- 登山をはじめて間もない時に登った富士山。
装備の重要性、計画性の大切さを痛感する。 - チャレンジしたい山
- 悪天候でリタイアした槍ヶ岳
- 年代
- 30代
- 登山歴
- 5年
- 1番好きな山
- 涸沢カール。涸沢岳からみた富士山に感動!
- チャレンジしたい山
- 一度行こうとしたのですが、天候が悪く開始20分で引き返した蝶ヶ岳
OMM LITE(前日)
受付は前日と当日に行われています。
私たちは前日入りのため、大阪から夜行バスで白馬まで向かいました。冬ならスキーのお客さん用にバスがあるのですが…松本まで行って電車で白馬に向かいます。本当はバスが通ってるということなのですが、見つからずタクシーで向かうことにしました。
近くまで行くとOMMのアイコンが!受付を済ませ、キャンプサイトは早い者勝ちということだったのでさっそく設営しました。




設営後、近くを散歩したりしているとぞくぞくとテントが増えてきました。山に立ち並ぶテント風景にワクワクが高まります。
受付は21時までなので、仕事終わりに来ている方もたくさんいました。


用意してきた晩御飯を作ります。周りを見るとテーブルを持ってきている人がほとんどで、なんだかストイックな感じになってしまいました…次回はテーブルを持ってこようと心に決めます。
日が落ちるとOMMキャンプファイヤーが!ケータリングの他にBarもあるみたいです。音楽も流れるくつろいだ雰囲気の中、前日の夜は更けていきました。
OMM LITE(1日目)
1日目は10時にスタート。9時45分から主催の方によるルール説明があります。
各チェックポイントに割り振られている点数を確認しながらルートを決めます。高難易度なところは高得点ですが、私たちはバランスをみながら無理のないルートを選びます。




ロープウェーを使った上にチェックポイントが集まっていたのでそこを目指します。ロープウェーを使ってもOKなのが嬉しいです!なだらかな道が続き、おしゃべりを楽しむ余裕もありました。


各チェックポイントには目印のフラッグのようなものがついています。各チームに配られているキーを通すとチェック完了!このポイントの点数が計上されます。た、楽しい…。


その後も順調に狙っていたポイントを周り、13時を過ぎたのでスタート地点に戻ることに。


工程にあったかわいいドーナツ屋さんに寄り道。疲れた体にしみわたります。


受付に戻り1日目ゴール!私たちは早めに戻りましたが、ひたすらポイントを狙い回るチームもいるようです。
ケータリングがオープン、戻ってからも楽しく過ごせました。




近くには源泉がうれしい温泉があります。新しくきれいな建物でした♪
夜になるとスマートフォンで今日の各チームの点数、タイムなどのリザルトが確認できました。ハイスコアを狙っている人たちは燃えそうです!
OMM LITE(2日目)
最終日である二日目。この日の朝はお弁当が支給されます。追加ルールの説明などを受けて出発します。


この日も気持ちの良い快晴。ゲーム感覚でチェックポイントを回っていきます。


そして2日目の12時過ぎにゴール!基本はトレランで走り回っていましたが、皆さん笑顔で盛り上がっていて私たちも休みながら無理なくゴールできました。


【参考】OMMで実際に使用したアイテム
今回、OMM LITE(ラン&ハイク)に参加して、今回はじめて使用したオススメの道具をご紹介します!もちろん登山でもオススメの道具になるのでぜひ、参考にしてみてください。
OMMに挑戦してみて
OMM LITE(ラン&ハイク)に初めて参加した感想は、「最高に楽しかった!!!」です。大人たちが本気でレースに挑みつつ、同時に溢れんばかりの笑顔で楽しんでいる空間は、なかなか他では見られません。
今回参加したOMM LITE(ラン&ハイク)の特徴は、昼は全力でレースを楽しみ、夜はバンドの音楽を聴きながら焚き火やご飯を楽しむというキャンプスタイルです。タープやテーブル、チェアなどのキャンプ用品を使用しつつ、山岳用テントを使用している方も多く、とてもユニークな光景でした。さらに、近くに温泉もあるため、疲れた身体をしっかりと癒すこともできます。
この2日間はレースもキャンプも楽しむことができ、とても贅沢な時間でした。「大人が全力で楽しむ」とはまさにこのことです!私自身も全力で楽しんだ2日間でした。
レース参加のための準備が充実していたおかげで、怪我もなく、無事に2日間を終えることができました。アドバイスをくださった皆様、本当にありがとうございました。
今回のレースのために準備した道具の中で、EXPED(エクスペド)のエアーマットが個人的にとても良かったです。私にとってエアーマットを使用するのは初めてでしたが、素晴らしい寝心地で、一晩中ぐっすりと眠ることができ、次の日に疲れを感じることはありませんでした。準備も撤収も容易で、さらにコンパクトで最高です!
また、ファイントラックのドライレイヤーベーシック ブラタンクトップも非常に快適で、汗冷えやベタつきがなく一日中快適に過ごすことができました。これを機会に、今後の登山の道具も見直したいと改めて思いました。
目標があると、どんなことでも楽しくなりませんか?
「これに挑戦したい!」「あの山に登ってみたい!」など、自分なりの目標を設定して、山遊びを楽しんでみてください!
