ito Pagani TROUT PT-60XUL

管理釣り場向けのﾛｯﾄﾞのようですが、東北河川のﾋｶﾘﾏｽやﾔﾏﾒの釣行用に購入しました。3月4月のﾄﾛ場に魚が集る時期ですが、瀬でも頻繁に使用しています。2.5gか3gのﾙｱｰは特に快適に投げられ、ｽﾛｰﾃｰﾊﾟｰなのに以外とｺﾝﾄﾛｰﾙがつきます。ｼﾝｸﾞﾙﾊﾝﾄﾞのﾁｮｲ投げでもﾀﾞﾌﾞﾙﾊﾝﾄﾞの遠投でも同じで、自分の技量が上がったのかと錯覚するぐらいです。ｸﾞﾘｯﾌﾟはしっかりしているし長さも感触も最適です。ｶﾞﾝｶﾞﾝの瀬で5gﾙｱｰを巻き上げるとﾛｯﾄﾞが大きく曲がりますが、これくらいの負荷までは対応してくれます。

礁楽でも書きましたが、私はメガバスのバスロッドが大好きです。 が。 残念ながらこの竿も正直ダメでした。 グリップ部などしっかり作られていて好感は持てるのですが、いかんせんブランクが貧弱。 それまで使っていたダイワのプレッソ60UL-SVFが少し硬すぎるかな？と思って乗り換えてみたものの、トルクがなくて辟易しました。 ちょっと大型のトラウトになると、ロッドのパワーではなくリールのゴリ巻きで寄せるしかなくなってしまいます（当時合わせたリールはダイワEXIST2004）。 感度については、ストレートポジションで釣るので正直不明です。 ＡＴガイドも備えていますが何故かライン絡みが多発、これもかなり困らせられました。 私はこの竿を三回ほど使った時点で諦め、結局プレッソ66XUL-SVFに戻りました。 その後現在の61UL-SVFに至っておりますが、こちらのＡＴガイドは１シーズン使って一度も絡みませんでしたので、何かガイドセッティングにも問題があるのかもしれません。 （ちなみに霧雨のＡＴガイドも問題ありませんでした） どうしてあれだけ良いバスロッドが作れるのに、こうなっちゃうんだろうか？と思わされた竿です。

到着した次の日に、川のハス釣りで使用しました。凄く感度がよく素晴らしいロッドです。また、40オーバーのバスが掛かった時のトルクと粘り強さが良い。さらに50オーバーの鯉にも対応できるパワーを持ち備えたロッドでした。本来は、トラウトフィッシングで使用と思っていたのですが、早く管理釣り場で使用したいと思っています。