カーディナル3 SD

ファンタジスタ　ＳＴＵＤＩＯＵＳＦＳＳ－６７ＬＳと、合わせて使用しております。不意の大物になれるとリアドラックは重宝します。私は鯉のスレ掛り以外での調整はしていませんが・・・

国産の糸寄れ防止機能と同等レベルに糸寄れが出にくいです。また、ドラグのスムースさは国産の最新スピニング機種を凌ぐレベルで圧巻です。流石ａｂｕ社の御家芸とも言えます。ただ、ベアリングは入っていますが不可が掛かった時のハンドル巻取りがやや重く感じるのが難点です。

数ヶ月使ってみての感想です。 砂浜で使う時には注意が必要です。 ハンドルの付け根やハンドルキャップと本体との隙間が大きく、しかも メインギヤ部分のベアリングがすぐそこに見えて、さらにオープンタイプの ベアリングなので、砂浜でうっかり竿を倒してしまうと、 あっさりと砂が入り込みそうです。 あと、ありそうなシチュエーションとしては、シーバス釣りなどで 草っ原に獲物や道具を置いて写真を撮るような場合。 とにかくあっさりとチリやホコリが入り込みそうなくらいスカスカで、 ベアリングが丸見えですので、土ぼこりなどでもベアリングが 詰まってしまう恐れがあります。 かといってシールドタイプのベアリングにしようとしても 厚みが違うので変えられません。 最低限、ここだけでもメーカーに改善を望みたいところですけど。。。 あ、ちなみに、ハンドルキャップは共回りするタイプです。

伝統的な”あのスタイル”の面影を残したカーディナルですが、 ハンドルは左右付け替えられます。替スプールついてます。ただし、替えスプールの材質は、 一昔前によくあったカーボン＋樹脂製のスプールです。ローターはバランス設計されているので ハンドル回してもブレません。スプールの上下動もクロスギヤが使われているので 上端下端でのタメがなくきれいに巻かれます。思ったより軽いです。 最近の、名ばかりのカーディナルよりはずっと使うことの満足感があります。 あと驚いたのは、パーツ表が、わかる人には分かるアブ独特の雰囲気のあるものではなく、 きれいな図面でパーツ名も別表で書かれていました。少なくとも当方が購入した分は。 国内メーカーに慣れてしまっている身からの観点では。。 スローオシレートに慣れた方にはせわしない上下動にびっくりするかもしれません。 パーツ表を見たところ、ラインローラー部にはボールベアリングは使われていません。 メインギヤ両端、ピニオンギヤ上下２箇所、クロスギヤ両端の、計６個。 ローラーベアリングはアンチリバースのためのもの。 また、国内メーカー品に慣れた方にはラインローラーがチタンコートじゃなかったり ハンドルが弱々しく見えたりと不安点はありますが、使ってみるとあまりそういうことを 感じさせません。なんかよくわからないけど、つい使いたくなってしまう道具です。

大変満足しています。ホント、カーディナル好きな人にも納得されると思います。