第二章 波止釣りの道具と釣り方


波止釣りの道具

竿

竿は各メーカーより狙う魚専用の竿がでていて非常に種類が多く、また長さもいろいろあってビギナーを悩ませますが、選ぶポイントは自分の使用するオモリの号数に合わせて選ぶこと、必用以上に長い物は避けることです。
下記に釣種、オモリ、竿の長さの対応表を用意しましたので竿を選ぶ時の参考にしてください。

釣種竿の種類竿の長さオモリ
アジ、サバ、イワシ等のサビキ釣り波止竿、磯竿3m前後10号位
メバル、サヨリ、ウミタノゴ等のウキ釣り(小物)波止竿、磯竿3.6m前後3号位
メバル、サヨリ、ウミタノゴ等のウキ釣り(大物)波止竿、磯竿4.5m前後5号位
ガシラ、アイナメ等のテトラからの落し込みテトラ竿1.5m前後3号位

※3m前後でオモリ10号〜15号位使用可能な投竿が一本あれば、サビキ釣り、ウキ釣りチョイ投げ釣りができるので特にビギナーにはお薦めです。

リール

波堤での釣り、波止釣りで使われるリールはスピニングリール、チヌリール(両受軸・落し込み用)がよく使われています。釣り方により多少違いはありますが、ビギナーが一通り波止釣り(海釣り)をやりたいと思ったら、スピニングリールでナイロン糸が4号前後を150m位巻けるリールを選んでおくと間違いないでしょう。波止釣りだけでなく投げ釣りなど海釣り用リールとして幅広く活用できます。 また、海釣り公園などでよくやられているサビキ釣りではスピニングリールでナイロン糸が2号から3号を80m前後巻きを使用すれば軽くて扱いやすいです。


サビキ釣り

ジ、サバ、イワシなどは常に大きな群れを作って回遊しています。そこで撒き餌(コマセ)を投入して回遊している群れの足を止めてしまい、仕掛けを入れると入れ食いになり、数釣りができるのがサビキ釣りです。 アジ・サバなどの回遊魚は一年中釣れるわけではなく、餌を求めて沖から回ってくる魚なので釣れてる釣れてないの情報をよくつかんで釣りに行くこと必要です。シーズンは初夏から秋で、水温が20度以上であることが一つの目安です。


ウキ釣り

サビキ釣りの場合、一時、集中的に釣れた後、さっぱり釣れなくなることがよくあるんですが、ウキ釣り(餌釣り)の場合は1日中ぽつぽつ釣れて結構長時間楽しむことができます。